不測の事態が起こったとき、速やかに安全な場所へ避難することが大切だ。
そこで、今回のブログでは防災リュックの中身について考えてみよう。
最低限必要なアイテムは、年齢、性別によって異なるため、家族のそれぞれに合わせたアイテムが必要だ。みんなで一緒に考えて、防災リュックを作ってみよう!
防災リュックに使えるおすすめのバック
防災リュック/非常用持ち出し袋に使うバッグの選び方
- 防水素材で出来ているものが良い
- 両手が使えるリュック型がおすすめ
- 男性なら容量30L前後
- 女性なら容量20L前後
- ワンショルダーは疲れるので避けたほうが良い
- キャリータイプは地面が悪いと使えなくなる
新しく買うのであれば「ドライバッグ」で検索してみよう。
また、防災グッズを入れるバッグの他に、容量5Lほどのドライバックも持っておこう。
中身を入れてない空のバッグは、救援物資や水を運ぶのに重宝する。
バッグの素材は、「撥水(はっすい)」ではなく「防水」を選ぼう!
撥水素材の場合、撥水効果がなくなると水がしみるのだ。
撥水と防水って、ちがうんだ!
気をつけて選ばないといけないね!
防災リュックの中身、最低限必要な物(男女共通)
まずは、男女共通で必要なものを考えてみよう。
①現金 ( 5万円程度 )
災害時は停電などによりクレジットカードやキャッシュレス決済は使えなくなる。
そのため、現金は持っておこう。
自動販売機や公衆電話などに使えるよう千円札や小銭も用意しておこう。
災害時は、1万円札や5千円札などの高額紙幣より、小さいお金のほうが役に立つわよ。
②パスポート/身分を証明するもの
何か身分を証明できるものを入れておこう。
運転免許証や健康保険証は、普段の生活で使うものなので、防災リュックに入れっぱなしにできないだろう。
パスポートなら海外旅行以外で使うことは少ないため、持っている場合は防災リュックに入れておこう。
また、健康保険証のコピーやエマージェンシーカードなどを作り、防水のケースに入れたものも良い。
私は、運転免許証番号や血液型を刻印したドッグタグを持ち歩いているのだ
血液型、大事だよね!救護されたときに役立つ情報は、メモでもいいから作っておこう!
③タオル
- フェイスタオル2枚とボディタオル2枚あれば良い
- フェイスタオルだけなら3~4枚あれば良い
- タオルの素材はパイル地が良い
パイル地は、切れば糸が出るため、糸としても活用できるのよ。
破れた服の補修などに便利!
タオルは、
- 寒いときに体に巻き、防寒対策に使える
- 濡れた衣服を拭いたり、乾かしたりできる
- 体や口腔内の清拭に使える
- 水のろ過に使える
木の葉から水を集めるときにもタオルは大活躍だ!
1本のタオルで、200㏄くらい集められるぞ♪
④ビニール袋
ビニール袋は、大・中・小を用意しよう
- 大きいサイズは45L入るゴミ袋くらい
- 中くらいのサイズは大きめのレジ袋くらい
- 小さいサイズは、コンビニ袋が目安
大3枚、中5枚、小5枚くらいそろえておくと良いだろう。
ビニール袋は
- 寒いときは体に巻いたり、着たりして防寒に使える
- 救援物資を運ぶのに使える
- 衛生面が気になるとき、手袋代わりに使える
- 水を集めたり、運ぶときに使える
- 葉っぱが付いている木の枝にかぶせて、くくりつけておくと水がとれる。
- 水を温めるとき、鍋の代わりに使える ※若干のテクニックが必要
ビニールに水を入れておけば、加熱してもビニールが溶けることはないよ。
ビニールが伸び始める前に加熱をやめるのがコツ。
厚手のしっかりしたビニール袋だと、伸びにくいよ。
そういえば、旅館などで出てくる紙の鍋も、燃えないよね。
⑤ジップロック/食品保存袋/ストックバッグ
Lサイズのジップロックが10枚ほどあれば、充分だろう。
ジップロックは、小物を入れて仕分けしたり、濡れたものを入れるにも便利。
また、非常時の調理にも使える。
ジップロックに卵と少量の水を入れ、真夏の砂浜に埋めておくと温泉卵ができるぞ♪
へ~!すご~い!
他にも教えて!
濡れたタオルで根菜を包み、ジップロックに入れ、湯煎すると蒸し野菜(温野菜)も作れるぞ♪
⑥アルミブランケット
アルミブランケットは、サバイバルシートや防災シートという名前でも販売されている。
風や水を通さないため、防水、防風、保温に使われている。
100円ショップでも売っており、軽くてコンパクトなので、1つ持っておくと良いだろう。
アルミブランケットを使って、地面から蒸発する水を集めることもできるぞ♪
⑦ソーラー充電式モバイルバッテリー
ソーラー充電式モバイルバッテリーとは、太陽光で発電し、充電できるバッテリーのことだ。
容量や機能は、商品によって差がある。
防災リュックに入れておくなら、容量は、50000mAh(ミリアンペアアワー)くらいのものが、おすすめだ。
スマホの充電や、USB電源のラジオを聴くときにも大活躍だ。
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【Amazon】51800mAh ソーラー充電式モバイルバッテリーLEDライトつきこのソーラー充電式モバイルバッテリーは、防塵・防水対策もあり、LEDライトは通常の点灯だけでなく、SOSモードやフラッシュモードなどがある。
入出力端子はiPhoneやandroidなど様々な機種に対応可能だ。
ケースにプロテクターが付いているので衝撃にも強い。
⑧水
水は、500mlのペットボトルで、3本用意しよう。
これ以上になると重くなり、避難するときの負担となる。
また、2Lや1.5Lなどの大きなペットボトルだと、一カ所に荷重がかかり、背負ったときに重く感じる。
500mlのペットボトルならリュックの中に分散して入れれば、軽く感じる。
⑨非常食
加熱せずにそのまま食べられるものが良い。
できるだけ軽くてコンパクトなものを選ぼう。
おすすめは、カロリーメイトや井村屋のミニ羊羹だ。
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カロリーメイトのチョコやメープルって美味しくてパクパク食べちゃうよね~
非常食だから、パクパク食べちゃうと計画が破綻するわよ
2日に1回くらい羊羹を食べるとかなり体力が持つのだ♪
⑩衣類
下着と靴下は3セット、アウターは上下1枚ずつ、それと軍手も3つほど持っておこう。
下着や靴下は3枚あれば、洗って乾かして着ることが出来る。
軍手は防寒にもなるし、何か作業するときには手を保護してくれる。
アウターは季節に合わせたものが必要なので、夏と冬で入れ替えると良いだろう。
⑪歯磨きセット/歯磨きシート
口の中をきれいに保つことは、とても大切である。
歯磨きができないと、虫歯や歯周病の危険だけでなく、誤嚥性肺炎のリスクも高まる。
実際に阪神淡路大震災の時には、高齢者や体力の落ちた方々がたくさん肺炎にかかった。
歯ブラシだけでなく、水がなくても対処できるよう歯磨きシートも持っておこう。
防災リュック詰め方のコツ
防災リュックは、パンパンに詰め込んではいけない。
容積の6割を目安に物を詰めよう。
こうすることで、あとで荷物が増えても、リュックに荷物を収納でき、両手が使える。
- 手荷物は持たない
- 常に両手が使える状態にしておく
この2つは災害時の鉄則だ!
ペットボトルなどの重いものは、1カ所にまとめて入れず、分散させて詰めよう。
バッグの前後左右のバランスがいいように入れるのがポイントだ。
リュックの右側だけや、後ろ側だけが重くなると
肩や腰が痛くなるよ
女性の防災リュックに入れておくもの
女性は、上記のグッズ以外に
- 生理用品
- おりものシート
- 中身が見えないゴミ袋
- トイレ用簡易ポンチョ
などを追加しよう
おりものシートは、下着を着替えられないときにも活躍するので
少し多めにあると便利よ
赤ちゃんや子ども用の防災リュックに入れておくもの
赤ちゃんや小さい子ども用には年齢に合わせて必要な物を用意しよう。
- 紙おむつ
- おしりふきシート
- 使用済みおむつを入れるゴミ袋
- ミルク
- 哺乳瓶
- 離乳食
- 赤ちゃん用ウェットティッシュ
災害時には、ミルクを作るお湯が確保できないこともある。
市販のそのまま飲めるミルクがあれば安心だ。
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